ドキュメント

エージェントとモデル

9種類のエージェント、ネイティブUIとターミナル、モデル、推論レベル、アカウント、承認、再開、使用量の違いを説明します。

対象
DesktopPWACLI
WindowsmacOSLinux
Claude CodeCodexAntigravityCursorQoderGrok BuildMuse CodeTerminalCockpit

最終検証 2026-10-17 · v4.108.0

Markdown

AGI Cockpitでは、同じタスク作成面から9種類のエージェントを選べます。ただし、UIモード、モデル、推論レベル、アカウント、承認、再開などの対応は同一ではありません。表示された設定だけが、そのエージェントと実行面で利用できる現在の選択肢です。

エージェントを選ぶ

エージェント 主な選択基準
Claude Code Claudeのネイティブ会話、ターミナル、システムプロンプト、外部セッション取り込みを使う
Codex Codexのネイティブ会話、ターミナル、service tier、Goal、外部セッション取り込みを使う
Antigravity Antigravityのモデルと複数プロファイルを使う
Cursor Cursorのネイティブ会話とターミナル、動的に取得したモデルを使う
Qoder Qoderのネイティブ会話とターミナル、システムプロンプト、turn数付きGoalを使う
Grok Build Grok Buildのネイティブ会話とターミナル、進行中ワークフローを再開する
Muse Code macOSとLinuxでMetaのMuse Codeをネイティブ会話とターミナルで使い、モデルと推論レベルをMuse Codeから取得する
Terminal 任意のシェルコマンドをターミナルとして実行する
Cockpit OpenRouter、OpenCode Go、OpenCode Zen、LM Studioの対応モデルをCockpit内のネイティブUIで使う

エージェントCLIを必要とする種類は、CockpitがCLIを検出できる場合だけ作成画面へ表示されます。CockpitとTerminalは外部エージェントCLIの検出を必要としません。

デフォルトエージェントを選ぶ

設定 → エージェント → 共通設定で、デフォルトエージェントのドロップダウンから選びます。新しいタスクの作成時に最初に選択されるエージェントであり、既存タスクのエージェントは変更しません。エージェント共通の設定は共通設定にまとまり、個別のモデルやアカウント設定は各エージェントの項目にあります。

使用するエージェントを絞る

設定 → エージェント → 共通設定 → 使用するエージェントで、9種類のエージェントを個別にオン・オフできます。オフにしたエージェントは、Desktop、Quick Task、Remote Accessの新規チャット、スマートルーティング、チャットの分岐、実行中チャットのエージェント切り替え候補から外れます。CockpitはそのエージェントのCLIをモデル取得のために起動せず、保存済みのモデル一覧もバックグラウンドで更新しません。

そのエージェントをすでに使っているチャットは引き続き実行でき、現在のエージェントとして表示されます。インストール済みのエージェントは少なくとも一つオンにする必要があります。デフォルトエージェントをオフにすると、オンになっている最初のインストール済みエージェントが新しいデフォルトになります。

同じ設定はCLIのagents.enabled.<agent>から読み書きできます。これは作成画面とモデル取得を整理する設定であり、実行権限を取り消すものではありません。オフのエージェントもcockpit task create --agent <agent>で明示すれば起動できます。

cockpit settings set agents.enabled.qoder false
cockpit settings get agents.enabled.qoder
cockpit settings reset agents.enabled.qoder

スマートルーティングで選ぶ

スマートルーティングはAGIラボ会員向けです。未ログインでDesktopの「新しいタスク」またはQuick Taskから選ぶと、機能説明と「会員プランを見る」「会員アカウントでサインイン」が表示されます。会員としてサインインしてオンにすると、Cockpitは指示文、セットアップ済みエージェント、取得できたモデルと推論レベル、最近または現在使っているプロジェクト、Master workspace、一時・永続ワークスペースから有効な組み合わせを選びます。外部エージェントはネイティブUIとAutoアカウントで作成されます。TerminalとCreative Studioは自動選択しません。

「ルーティング方針」には、たとえば実装ではCodex、調査や文章ではClaudeを優先するなど、選択の希望を自由文で指定できます。方針とオン・オフはサインイン中のAGIアカウントごとにCockpitのローカルデータ領域へ保存され、新規タスク画面とローカルCLIが同じ値を使います。別端末へは同期しません。作業場所を手動で選ぶと作業場所だけが固定されます。エージェントやモデルを直接選びたい場合はスマートルーティングをオフにします。

CLIではsmartRouting.enabledとsmartRouting.policyを読み書きできます。複数行の方針は--stdinまたは--fileで渡し、最大8,000文字です。サインアウト中は読み取りが既定値を返し、変更とresetはsign_in_requiredになります。smartRouting.enabledは新規タスク画面のスイッチだけを制御し、cockpit task create|run --smart-routingはスイッチの状態にかかわらず、登録済みの方針で自動選択します。

cockpit settings list --section smartRouting
cat routing-policy.md | cockpit settings set smartRouting.policy --stdin
cockpit settings set smartRouting.enabled true
cockpit task run --instruction-file instruction.md --smart-routing

候補は現在のCLI検出、モデル一覧、Cockpit Agentのプロバイダー設定に限られます。指定した候補が利用できない場合は、プロバイダーとAPIキーを確認するか、方針を修正してください。スマートルーティングは設定されていないエージェントやモデルへ無言で置き換えません。

ネイティブUIとターミナル

ネイティブUIは、Cockpitが会話、ツール実行、使用量、モデル、承認状態を構造化して表示するモードです。ターミナルは、選択したCLIをPTY内で直接操作するモードです。内部値とCLIではそれぞれvisual、terminalとして表されます。

Claude Code、Codex、Antigravity、Cursor、Qoder、Grok Build、Muse Codeは両方のモードに対応します。Terminalはターミナルだけ、CockpitはネイティブUIだけです。設定変更後に作成済みタスクのモードが自動で変わることはありません。

Windowsでは、設定の「エージェント」にあるAntigravityとGrok Buildの起動コマンドへ、空白を含む実行ファイルのフルパスを指定できます。引用符で囲む、PowerShellの&を付ける、または実在する実行ファイルを引用符なしで指定する形式に対応します。Antigravityへ渡す作業フォルダと追加のプロジェクトフォルダも、空白を含んでいてもそれぞれ一つの引数として扱います。macOSとLinuxの起動方法は変わりません。

AntigravityのネイティブUIでは、失敗したツール項目を失敗として残しながら、その後にエージェントが応答を続けたターンは完了できます。エージェントがバックグラウンドコマンドの完了を待つ中間回答を返した場合は、CLIの成功通知だけでターンを閉じず、完了通知、その後のツール実行、最終回答まで同じターンとして追跡します。常駐サーバーなどを途中で確認した後にエージェントが最終回答を返した場合は、プロセスを残したままターンを完了できます。

プロジェクトの複数フォルダを使う

各タスクは一つの作業フォルダから開始します。タスクが複数フォルダのプロジェクトに属する場合、Cockpitはセッションを開始または再開するたびに現在のフォルダ一覧をエージェントへ渡します。複数フォルダへ直接アクセスできるかは、エージェントとUIモードの組み合わせによって異なります。対応するネイティブUIとターミナルUIにはアクセス引数または実行時権限を渡し、一部の組み合わせにはパスだけを通知します。Terminalタスクにはプロジェクトフォルダのアクセスを渡しません。CodexのターミナルUIをフルアクセスで使う場合も、ほかのパスは通知しません。

Muse CodeのネイティブUIは各ターンで現在の追加workspace rootを受け取り、フォルダ変更は次のメッセージから反映します。ターミナルUIには追加フォルダを渡しません。ほかのエージェントでは、プロジェクトへフォルダを追加・削除しても、すでに実行中のセッションは無言で変わりません。タスクヘッダーでそのセッションへ渡されたフォルダを確認し、新しい構成を適用する場合は再接続または再開します。エージェントごとの現在の動作はproject CLIリファレンスを参照してください。

モデルと推論設定

モデル、推論レベル、service tier、システムプロンプトは、能力レジストリと実行時の候補取得が対応する範囲で表示されます。モデル選択はエージェント別のタブで候補をまとめ、タスクが現在使っているエージェントのタブから開きます。タスク詳細で別の対応エージェントのモデルを選ぶと、次のメッセージでエージェント切り替えを予約します。ネイティブUIの会話がまだ空でも、そのタスクのエージェントに対応する候補が表示されます。実行時の候補が遅れて届いた場合も、その間に利用者が選んだ有効なモデルを既定値へ戻しません。設定の検証はエージェントによって異なります。Muse Codeは、後述のとおり未掲載のモデルIDも受け付けます。

AntigravityのネイティブUIでは、ターン完了後やタスクを切り替えた後も、そのタスクで選んだ推論レベルを維持します。たとえばhighで完了したターンの次の指示は、候補一覧の既定がlowでもhighのまま送ります。保存済みのレベルが更新後の候補で利用できなくなった場合だけ、現在対応している既定値へ移します。

ClaudeのネイティブUIは、実行時の候補取得で返されないモデルも組み込み候補で補完します。組み込み候補にはClaude Fable 5.1が含まれ、推論レベルはlow、medium、high、xhigh、max、ultracode、既定はhighです。モデル一覧には、解決先を併記した「デフォルト」と、その解決先モデルを直接選ぶ行を別々に残します。前者はClaudeの既定変更へ追従し、後者は選んだモデルへ固定します。候補への追加だけで、作成済みタスクの選択モデルは変更しません。

Claudeの推論レベルUltracodeは、Claude Codeのultracodeモードで実行します。xhighの推論に加えて、実質的なタスクごとにマルチエージェントのワークフローを使うため、利用枠を大きく消費します。xhighに対応するモデルで、インストール済みのClaude Codeがultracodeを利用可能と報告した場合に表示し、Claude Codeで動的ワークフローが無効な場合は表示しません。ほかのClaudeの推論レベルと同じく、既存タスクをUltracodeへ切り替えた場合は、次にセッションを開始したときに反映されます。1回のターンだけでマルチエージェントのワークフローを使う場合は、Claude Codeと同じく、Cockpitで入力するメッセージにultracodeと書きます。

Codexのモデル選択肢は、組み込み候補と実行時に取得した候補のどちらも、新しいGPT世代とバージョンを先にし、同じバージョンでは標準モデルから用途別variantの順に並びます。モデル名をアルファベット順に探すのではなく、上から性能と用途を比較できます。現在選択中の有効なモデルを、並べ替えだけで変更することはありません。

CodexのネイティブUIでは、選択中のアカウントから取得したモデル一覧を、設定の「エージェント」にあるデフォルト設定、新しいタスク、Autorun、実行中タスクで共通して使います。新しいタスクは一覧の取得完了を待たず、現在の有効な選択で開始できます。同じアカウントで最後に取得できた一覧はアプリ再起動後もすぐ表示し、backgroundで更新します。再取得が失敗または空でも前回の一覧を維持します。固定アカウントを変更すると、そのprofileの以前の一覧だけを破棄して新しい候補を取得し、遅れて届いた古い結果で上書きしません。tokenの期限切れやログイン取消だけでは同じprofileの一覧を破棄しません。確定済み一覧が一度もない場合は、組み込み候補または取得済みのデフォルトアカウント一覧を未確認の代替として表示することがあります。これは選択中アカウントの取得結果ではなく、そのアカウントで利用できる保証もありません。新しく提供されたモデルは、background更新後に、取得結果が示す推論レベルとfast対応を含めて選択できます。

作成済みのCodexタスクでは、一覧の取得失敗または20秒の時間切れが起きても、タスクに保存されたモデルを代替候補へ加え、保存済みの推論レベルとservice tierを維持します。この間は候補の利用可否が「未確認」と表示されるため、実際に利用できる保証ではありません。「モデルを再読み込み」はそのタスクのアカウントで再試行し、時間切れ後に結果が届いた場合も、取得済みの候補と能力情報へ置き換えます。

Codexのservice tierはstandard、fast、ultrafastに対応します。選択中モデルの取得済み能力がそのtierを提示する場合だけfastまたは「Ultrafast」を表示し、未対応の値を明示的に指定すると拒否します。システムプロンプトはClaude、Codex、Qoder、CockpitのネイティブUIで利用できます。appendはCockpit標準の指示を維持し、replaceは標準指示を置き換えるため、Cockpit CLIの知識はインストール済みskillからだけ利用できる状態になります。

Cockpit AgentのモデルIDは、OpenRouterがopenrouter/<id>、OpenCode Goがopencode-go/<id>、OpenCode Zenがopencode/<id>、LM Studioがlmstudio/<id>です。OpenCode GoとOpenCode Zenは別のプロバイダーで、設定のOpenCode Go API KeyとOpenCode Zen API Keyも共有しません。選択したプロバイダーのkeyがない場合、そのモデル一覧とタスクは利用できません。

同梱のOpenCodeは、OpenCode Zenのライブモデル一覧に含まれる無料モデルにも対応します。無料モデルもOpenCode Zen API Keyの設定が必要で、表示されるモデル、利用条件、利用枠はZen側の現在の提供内容に従います。

SettingsのCockpit AgentでLM Studioモデルを選んでいる場合はデフォルトモデルの横から、ほかのプロバイダーを選んでいる場合もLM Studio URLの横から「モデルを再読み込み」を実行できます。Settingsでは保存前を含む現在のURLを使い、CLIのcockpit settings refresh-models lmstudioは保存済みURLから新しい一覧を取得します。この操作はモデルの一覧だけを読み取り、モデルの起動、停止、再読み込みや実行中タスクの中断は行いません。選択中のモデルは無言で置き換えず、取得成功後の一覧から消えた場合は警告して保存を止めます。接続失敗時は選択を保持し、再試行の案内を表示します。

OpenCode GoまたはOpenCode ZenのためにCockpitが起動したローカルOpenCode serverはCockpitが所有します。タスクの終了処理に加え、Cockpit自体を終了すると残っている所有serverも停止します。利用者がCockpitの外で起動したOpenCode serverはこの終了処理の対象ではありません。

CLIではcockpit settings set agents.provider.cockpit <provider>でCockpit Agentのプロバイダーをopenrouter、opencode-go、opencode、lmstudioから選べます。APIキーはcockpit settings set agents.credential.<name> --stdinまたは--key-fileで暗号化ストレージへ保存し、settings reset agents.credential.<name>で削除します。キーを必要とするプロバイダーは、対応する認証情報がある場合だけ選択できます。

Cockpit Agentは、接続中のプロバイダーから取得した各モデルの対応情報を、DesktopとPWAの新しいタスク、タスク作成API、Autorunへ反映します。解決済みの有効なモデルがあれば、新しいタスクは一覧の取得中でも開始できます。初回利用などで選択を解決できない場合だけ利用可能な候補を待ち、取得が完了しなければ5秒後に既知の候補で操作を続けられます。推論レベルはモデルが返した対応一覧を優先し、保存済みの値が有効なら維持します。有効でなければmedium、それもなければ先頭の対応値を使い、推論設定に対応しないモデルでは値を設定しません。実行時の対応情報を取得できない場合だけ、既知のモデルIDに対する組み込み候補へフォールバックします。

カスタムシステムプロンプトはcockpit system-prompt addで登録すると、DesktopとPWAの新しいタスク画面とAutorunの選択肢に表示されます。

cockpit system-prompt add reviewer --prompt "変更の正しさと分かりやすさをレビューしてください。"
cockpit system-prompt list

カスタムプロンプトは利用者所有のMarkdownとしてAGI Toolsのデータ領域に保存されます。内容は選択したエージェントへ送られるため、認証情報や秘密を含めないでください。Cursor、Grok Build、Muse Code、Antigravity、Terminal、ターミナルUIでは選択できません。

エージェントCLIのバージョンと更新状況を確認する

「設定」→「更新」の「エージェント CLI」には、Claude、Codex、Antigravity、Cursor、Qoder、Grok Build、Muse Codeのインストール済み版、確認できた最新版、更新状態が表示されます。「確認」は保存済みの結果ではなく現在の状態を再取得します。更新できる場合は「CLI を更新」から、その端末上で対象CLIの更新コマンドを実行するターミナルを開けます。すでに最新版の場合は更新操作を表示せず、版を取得または比較できない場合は状態を「不明」として扱います。

CLIのcockpit setup agent status <agent>でもコマンド、インストール済み版、利用可能な最新版、updateAvailable、changelog URLを読み取れます。updateAvailableは更新ありでtrue、最新版またはそれより新しければfalse、版を比較できなければnullです。このコマンドは状態を読むだけで、CLIを更新しません。

モデル一覧を確認・再読み込みする

エージェント設定、新しいタスク、Autorunのモデル選択では、一覧の取得元、取得状況、取得時刻を確認できます。CLIからの取得に失敗した場合や時間切れの場合は、「理由を表示」があれば内容を確認し、「モデルを再読み込み」で再取得してください。組み込み候補や別の取得済み一覧が未確認の代替として表示されても、インストール済みCLIや選択中アカウントで利用できるとは限りません。Codexはアカウントごとの確定済み一覧を混在させず、代替候補は取得済みとして扱いません。作成済みタスクでは、保存中の選択も代替候補へ加えます。

CockpitにはMuse Code用の組み込みモデル一覧がありません。セッションを開かず、書き込みとシェル実行を無効にした接続のmodel/listで一覧を取得し、認証後にモデルと推論レベルを表示します。Muse Codeのサーバーはキャッシュ済み一覧を読みます。ログイン後、一覧の再読み込み時、一覧がMuse Codeの組み込み候補のとき、またはキャッシュが12時間を超えたときは、Cockpitが空の一時フォルダでMuse Codeのターミナルアプリを短時間、非表示で起動して更新します。プロンプトは送らず、モデルも呼び出しません。更新に失敗すると利用可能な一覧を保ち、10分後に再試行します。

Contributorモデルは既定でモデル一覧に表示されません。設定 → エージェント → Muse Code → Contributor モデルを表示、または cockpit settings set agents.museContributorModelsEnabled true で表示できます。この設定は選択済みのモデルを変更しません。モデル未指定のネイティブUIは、一覧のcontributor以外の既定モデルで開始します。ネイティブUIでは、Contributorモデルを明示的に選んだときだけ、そのセッションのContributorモードを有効にします。通常モデルとContributorモデルを切り替えるときは、応答後のバックグラウンド確認を含め、Muse Codeの処理が完了するまで待ってください。会話やコードが学習に使われる場合があるため、選択時はMuse Codeの利用条件を確認してください。適用時には会話内に一行のデータ利用通知を表示します。

cockpit task create --agent muse --ui-mode visual --model <id>とcockpit task model <id> --model <model-id>は、Muse Codeの未掲載モデルIDも受け付けます。入力したIDをそのまま渡して会話に通知し、利用できない場合は次のメッセージでMuse Codeのエラーを表示します。未掲載モデルはMuse Codeの既定推論レベルで実行し、task modelでの明示的な--effort指定を拒否します。掲載モデルで未対応のレベルを指定すると、そのモデルの既定値を使い、推論レベルのないモデルには指定しません。Muse Codeには速度tier、カスタムシステムプロンプト、Goal、外部セッション取り込みの選択肢はありません。

Grok Buildのモデル一覧を取得するとき、Cockpitは対話ログインが必要な状態ではGrok CLIを起動せず、ログイン画面を開きません。未ログインの場合は組み込み候補と、Settingsからサインインすると最新のモデルを取得できる案内を表示します。期限切れのaccess tokenに利用可能なrefresh tokenがある場合も、モデル一覧の取得だけでは更新処理を開始せず、既知または組み込みの候補を表示します。実際のタスク開始時にGrok CLIがtokenを更新します。

モデルが一覧にない場合やCLIが古い場合は、案内に表示されるインストール済み・最新のCLIバージョンを確認します。Desktopの「CLI を更新」は、そのエージェントの更新コマンドを実行するターミナルを開きます。更新成功後にモデルを再読み込みしてください。PWAでは表示されたコマンドをコピーし、Cockpitが動作するコンピューターで実行します。PWAからCLIの更新は実行しません。CodexとMuse Codeの一覧外モデルを除き、CLIがすでに最新なら別の利用可能なモデルを選び、最新バージョンが不明なら新しいCLIでそのモデルに対応するか確認してください。

エージェントを切り替えると、選択したエージェントとアカウントの取得済み情報がある場合は、その情報でモデル一覧の状態を表示します。PWAのタスク作成画面では、エージェントやモデルの操作欄の下で、モデル一覧の取得元、取得状況、関連する案内を確認してください。

CLIエージェントで最後に取得できたモデル一覧はアカウントごとに保存し、画面を開いた直後やアプリ再起動後に表示して、backgroundで更新します。更新が失敗または空の場合も前回の一覧を維持し、失敗が続く場合は再試行間隔を延ばします。CLIがインストールされていない場合、一覧取得のためだけにそのprocessを起動しません。アカウントが実際に変わったprofileの一覧だけを破棄します。一覧が古い場合は「モデルを再読み込み」を選びます。カスタムカタログを使っている場合は、CLIの更新だけでなく、次のカタログ設定も確認してください。

Codexのカスタムモデル一覧と一覧外のモデル

Codexのアカウントでconfig.tomlのmodel_catalog_jsonを使っている場合、モデル一覧にカスタムカタログの使用状況とパスを表示します。「カタログのパスをコピー」で場所を確認できます。不足するモデルを追加する場合はカタログファイルを編集するか、設定からmodel_catalog_jsonを削除してから「モデルを再読み込み」を選びます。Cockpitがカタログファイル自体を変更することはありません。

名前付きCodexアカウントは設定を分離し、新しく作るアカウントへデフォルトアカウントのmodel_catalog_jsonを継承しません。既存の名前付きアカウントを準備するとき、デフォルトのCodex home内を指す絶対パスのカタログ設定があれば、そのアカウントのconfig.tomlから削除し、元の設定をconfig.toml.before-model-catalog-migrationへ一度だけ保存します。相対パス、デフォルトhome外のカタログ、デフォルトアカウントの設定は変更しません。すでに動いているセッションへ反映するには再接続し、新しいセッションは次回起動時から分離後の設定を使います。

取得した一覧に含まれず能力情報が不明なCodexモデルでは、推論レベルにlow、medium、high、xhigh、max、ultraを表示します。これはモデルがすべてのレベルに対応する保証ではなく、実際に利用できるかは実行時にCodexが判断します。能力情報を取得できたモデルでは、そのモデルが示した候補を使います。

アカウントとAuto

Claude、Codex、Antigravity、Cursor、Qoder、Grok Buildは、デフォルトアカウントと名前付きプロファイルを利用できます。新しいタスク、Autorun、Fleetの既定はAutoです。Autoは短い利用枠を可用性の判定に使い、利用可能なアカウントは最も遅くリセットされる長期枠の残量と残り時間から優先します。利用上限またはプラン制限に達した場合は、利用可能な別アカウントへ切り替えて保存済みセッションを再開します。

タスク作成時にAutoまたは固定アカウントを選ぶと、その選択と現在の実行先がタスクへ保存され、画面表示と次のランタイムに同じ状態が使われます。固定アカウントは自動切り替えを行いません。実行中のClaude、Codex、Antigravity、Cursor、Qoder、Grok Buildタスクで切り替える場合は現在のランタイムを停止し、保存済み会話を選択したプロファイルへ引き継いで再開します。移行元がない、処理中、読み取れない、または曖昧な場合は安全側で失敗し、切り替え先の異なる履歴は置換前にアーカイブします。Claudeの利用クレジット枯渇とCodexのワークスペースクレジット枯渇も利用上限として扱われます。

期限切れの認証情報は「セッション期限切れ」と表示され、authState: expiredとしてAutoとFleet開始前の確認から除外されます。ただし、Grok Buildの期限切れaccess tokenにrefresh tokenがある場合はauthState: okのまま選択でき、次のタスク開始時に更新されます。再ログインすると認証判定と利用状況が再確認されます。

Muse Codeには名前付きプロファイルがありません。Muse Codeのログインはコンピューターごとに1つ(macOSではキーチェーンの1項目)で、設定フォルダーを分けても2つのログインを分離できないため、CockpitはMuse CodeでAutoやアカウント切り替えを提供しません。「設定」→「エージェント」→「Muse Code」で認証方式を選びます。「Muse Code ログイン」(既定)はmuse loginでサインインしたアカウントを使い、設定画面からターミナルを開いてサインインできます。「Meta API キー」はCockpitが暗号化して保存したキー(agents.credential.meta)を渡します。Muse Code ログインでは、Cockpit自身の環境から継承したMETA_API_KEYをネイティブUIへ渡しません。ターミナルUIはログインシェル内で動くため、起動ファイルがexportしたMETA_API_KEYがMuse Codeへ渡る場合があります。

Antigravityの名前付きプロファイルはブラウザーでGoogle OAuthを行い、会話、ログ、キャッシュ、利用履歴を専用homeへ分離します。macOSではプロファイル専用Keychainを認証とクォータの境界に使い、検索順を確認できなければタスクを開始しません。WindowsとLinuxのkeyringはOS全体で共有されるため、host loginが残っている場合はprofile tokenより優先されます。開発用シェル資源と認証情報を含まない設定は通常のhomeと共有します。取得元の確認と安全なlogout手順はアカウントとAutoを参照してください。

承認モード

supervisedは必要なツール操作ごとに承認を求め、accept-editsは対応する編集操作を許可し、full-accessはより広い操作を許可します。対応範囲はエージェントとUIモードにより異なります。

auto(自動審査)はClaude、Codex、GrokのネイティブUIで利用でき、エージェント自身がコマンドや編集を審査します。通常の操作を許可し、危険な操作を止めるか、人の承認へ回します。質問やAskには回答しません。ほかのエージェントはautoを受け付けません。Claudeでは変更が即時に、Codexでは次のターンから適用されます。Grokは待機中のセッションを再起動して会話を保持しますが、処理中や承認・質問待ちの変更は拒否します。ClaudeやCodexでモデル・アカウント・組織の制約により自動審査が使えない場合は、実際のモードを表示してチャットで通知します。Grokの実行モードは読み戻せないため、この確認の対象外です。フルアクセスへ自動的に切り替わることはありません。

Muse CodeのネイティブUIはaccept-edits(既定)とfull-accessだけを提供します。Muse Codeはワークスペース内のファイル編集の前に確認しないため、Cockpitは実際に守れないsupervisedを表示しません。accept-editsでは、ルールで許可されていないコマンドなどの操作の前に、AIレビューではなく利用者に確認します。「拒否」はその呼び出しだけを拒否し、Muse Codeはturnを続けます。full-accessはさらにMuse Codeのシェルsandboxを無効にし、残りの確認も承認します。

AntigravityのネイティブUIは実行中に承認を質問できないため、supervisedでは承認が必要なツールを自動拒否します。編集やコマンドが必要なタスクでは、目的とリスクを確認したうえでaccept-editsまたはfull-accessを選びます。Askへの回答は承認モードの変更ではありません。

再開、使用量、Goal

ネイティブUIの対応エージェントは保存済みセッションを再開できます。Terminalタスクは以前のシェルプロセスを復元できず、再開時に同じディレクトリで新しいシェルを起動します。Cursor、Qoder、Grok Build、Muse Codeでは接続先の保存済み会話も復元され、Grok Buildの進行中ワークフローは進行中として戻ります。Muse Codeのターミナルタスクは開始したセッションを記録し、muse resumeで開き直します。AntigravityのネイティブUIでtimerなどにより予定された継続処理が再起動をまたぐ場合は、保存済みtranscriptから元のturnへ同期し、別の新規turnとして重複表示しません。

プロバイダーの利用枠と上限は、ランタイムから現在値を取得できる場合だけ表示されます。Muse Codeには残り利用枠の問い合わせ手段がなく、5時間枠と週間枠の使用率は返答中にだけ報告されます。CockpitはMuse CodeのネイティブUIの会話で届いた最新の値を、受け取った時刻と一緒に表示します。15分を過ぎた値は古い可能性がある表示になり、リセット時刻を過ぎた枠は数値を出しません。値は、それを受け取ったときのアカウントまたはAPIキーをMuse Codeが使っている間だけ表示されます。従量課金(Pay-as-you-go)のMuse Codeアカウントにはこの枠がないため、表示されません。Muse Codeのターミナル版やターミナルUIのタスクでの会話は反映されません。認証が必要、取得失敗、更新時刻が古い状態を残量ゼロと同一視しないでください。

Claudeでは、DesktopとCLIから未使用の利用枠リセット回数と失効日を確認できます。今月の追加利用額と月間上限はDesktop、PWA、CLIで確認できます。どちらもClaudeが返した場合だけ表示され、通常の利用枠とは別の情報です。省略条件とCLIの項目はアカウントとAutoを参照してください。

DesktopとPWAの新しいタスク画面でも、使用量に対応するClaude Code、Codex、Antigravity、Cursor、Qoder、Grok Build、Muse Code、Cockpitの選択に合わせて利用枠を表示します。固定アカウントではそのプロファイル、Autoでは実際の選択ロジックが候補にしたアカウントを表示し、エージェントまたはアカウントを変えると対象も切り替わります。Terminalにはプロバイダー使用量の表示がありません。

コンテキスト使用量は別の表示契約です。CursorのネイティブUIでランタイムがトークン使用量を返さない場合、Cockpitはローカルに保持した会話から現在のコンテキストを推定し、値の先頭に~を付けます。上限はランタイムの値を優先し、取得できない場合は選択中のCursorモデルについて保守しているメタデータを使います。どちらにもコンテキスト長がない場合は上限を「利用不可」と表示し、割合を計算しません。保持履歴の推定量がモデルの上限を超える場合は、表示する有効コンテキストの推定値を上限までに抑え、メーターを中立表示にします。ランタイム側の圧縮や履歴切り捨てにより、実際の有効コンテキストが減っている可能性があるためです。これらの推定値はプロバイダーの利用枠や請求値ではありません。

対応エージェントでは/goalから目的を設定します。Codexはtoken予算、Qoderはturn数を設定でき、Claude、Codex、Qoder、Grok Buildでは保存済み状態を表示できます。実行環境がgoalCommandAvailable: trueを返すビジュアルタスクでは、cockpit task goal start <id> --objective "..."または--objective-fileから同じGoalを開始できます。CodexのネイティブUIで開始したGoalは、Goal状態と利用者メッセージを保存するだけでなく、その目的を進める実際のturnを開始します。AntigravityとCursorは実行時に設定操作を利用できますが、永続状態表示の契約はありません。CLIはGoalの停止や消去には対応しません。

添付、skill、外部セッション

すべてのエージェントをDesktop、PWA、CLIから作成でき、添付の入口を持ちます。ただし、画像、PDF、Office文書などをネイティブに解釈するか、ローカルパスとして渡すかはエージェント、UIモード、モデルで異なります。

AntigravityのネイティブUIは、DesktopとPWAからの画像添付をネイティブに受け取ります。画像がタスクの作業場所外にある場合、CockpitはGitから除外した一時ディレクトリとして作業場所内へコピーし、そのパスをAntigravityへ渡します。このためsupervisedでも画像を読み取れますが、作業場所へ一時ファイルを書き込めない場合はターンを開始せず理由を表示します。PDFなど画像以外と、AntigravityのターミナルUIはこのネイティブ画像入力の対象外です。

Cockpit skillとHTML Modeは外部エージェントCLIへインストールされます。TerminalとCockpit Agentにはこのskill契約を適用しません。外部セッションとして取り込めるのはClaude CodeとCodexだけです。取り込みはオンボーディングの最後と、空のタスクボードにある「続きから始める」から実行でき、取り込んだタスクはターミナルUIで再開します。

現在の対応機能比較

以下の表は、Desktop、PWA、CLIが共用する型付き能力レジストリから生成されます。モデルや推論レベルは、対応するネイティブUIで利用可能な候補を取得できる場合に選択できます。表が本文の説明と異なる場合は、生成元の能力レジストリと現在の作成画面を優先してください。

タスクの作成手順は最初のタスク、設定と復旧はReferenceとサポート、データ境界はセキュリティとデータを参照してください。

エージェントOS作成面プランUIモードモデル推論レベルService tierSystem prompt複数アカウント承認モード
Claude Codemacos / windows / linuxdesktop / pwa / cliゲスト / 会員visual / terminal対応対応—対応対応対応
Codexmacos / windows / linuxdesktop / pwa / cliゲスト / 会員visual / terminal対応対応対応対応対応対応
Antigravitymacos / windows / linuxdesktop / pwa / cliゲスト / 会員visual / terminal対応対応——対応対応
Cursormacos / windows / linuxdesktop / pwa / cliゲスト / 会員visual / terminal対応対応——対応対応
Qodermacos / windows / linuxdesktop / pwa / cliゲスト / 会員visual / terminal対応対応—対応対応対応
Grok Buildmacos / windows / linuxdesktop / pwa / cliゲスト / 会員visual / terminal対応対応——対応対応
Muse Codemacos / linuxdesktop / pwa / cliゲスト / 会員visual / terminal対応対応———対応
Terminalmacos / windows / linuxdesktop / pwa / cliゲスト / 会員terminal——————
Cockpitmacos / windows / linuxdesktop / pwa / cliゲスト / 会員visual対応対応—対応—対応
エージェント添付Autorun再開会話の分岐使用量GoalCockpit skillHTML Mode外部セッション取込
Claude Code対応対応対応対応対応/goal対応対応対応
Codex対応対応対応—対応/goal対応対応対応
Antigravity対応対応対応—対応/goal対応対応—
Cursor対応対応対応—対応/goal対応対応—
Qoder対応対応対応—対応/goal対応対応—
Grok Build対応対応対応—対応/goal対応対応—
Muse Code対応対応対応—対応—対応対応—
Terminal対応対応———————
Cockpit対応対応対応—対応————