ドキュメント

アカウントとAuto

複数のエージェントアカウントを分離して登録し、Auto、固定アカウント、実行中の切り替え、利用上限からの復旧を使う方法です。

対象
DesktopPWACLI
WindowsmacOSLinux
Claude CodeCodexAntigravityCursorQoderGrok Build
ゲストAGIラボ会員

最終検証 2026-09-05 · v4.70.0

Markdown

AGI Cockpitのアカウントプロファイルは、同じエージェントプロバイダーへ複数のログインを分離して登録し、タスク、Autorun、Fleetごとに使い分ける機能です。Claude、Codex、Antigravity、Cursor、Qoder、Grok Buildに対応します。

デフォルトと名前付きプロファイルを区別する

各プロバイダーには既存環境を使うデフォルトアカウントがあり、workpersonalなどの名前付きプロファイルを追加できます。プロファイル名はCockpit内の選択名であり、AIサービス側のプラン名やメールアドレスではありません。

アカウントプロファイルはBrowser Identityと別です。アカウントプロファイルはタスクを実行するClaudeやCodexなどの認証を分離し、Browser Identityはアプリ内ブラウザーで開いたWebサイトのCookieやlocalStorageを分離します。

プロファイルを作成してログインする

SettingsのAgentsから対象エージェントのアカウントプロファイルを追加し、そのプロファイルへログインします。CLIではプロバイダーを--agent-typeで指定します。

cockpit accounts
cockpit accounts create work --agent-type codex
cockpit accounts login work --agent-type codex
cockpit accounts list --agent-type codex

一覧にはプロバイダー、プロファイルID、名前、取得できる場合はメールアドレス、authState、利用状況、その取得時刻が表示されます。authStateは、利用できるok、認証情報が無効になったexpired、認証情報がないsigned_outを区別します。互換性のためのloggedInokのときだけtrueです。auth_requiredは再ログインが必要、errorは利用状況を取得できない状態です。期限切れまたはサインアウト済みのアカウントは、AutoとFleet開始前の確認で利用できません。

Codexの利用状況とレート制限は、承認を要求しないread-only sandboxでCodex CLIのapp serverから取得します。この取得経路はCodex CLI 0.153に対応しています。

Antigravityの名前付きプロファイルはブラウザーでGoogle OAuthを行い、会話、ログ、キャッシュ、利用履歴をプロファイル専用のhomeへ分離します。macOSではプロファイル専用Keychainを検索順の先頭に固定し、タスク開始前にも確認するため、ホストのAntigravityログインとクォータへフォールバックしません。WindowsとLinuxのOS keyringは共有されるため、ホストログインが残っている場合は各プロファイルからも同じ認証情報が優先されます。

Autoを使う

新しいタスク、Autorun、Fleetでアカウントを選べる場合、既定はAutoです。Autoは名前付きプロファイル一件ではなく、実行時にログイン済みアカウントの利用状況を比較して選ぶ方法です。

Autoは、短い利用枠を含むすべての枠に残量があることを確認したうえで、最も遅くリセットされる利用枠をアカウント間の比較基準にします。その長期枠について、リセットまでの1分あたりに残っている割合が大きいアカウントを優先するため、期限が近く未使用分の多い週単位などの枠を先に活用できます。短い枠はアカウントを今すぐ利用できるかの判定に使い、長期枠の優先順位を上書きしません。

Autoで開始したタスクが利用上限や対応するプラン制限へ到達すると、利用可能な別アカウントを選び、保存済みセッションを移して処理を続けます。Claudeの利用クレジット枯渇とCodexのワークスペースクレジット枯渇も復旧対象です。別アカウントがない、利用状況を確認できない、切り替えや再開に失敗した場合は、理由を表示して人の対応を待ちます。リセット時刻が記録されている利用上限は、その時刻を過ぎるとCockpitが利用状況を再評価し、回復済みなら同じタスクを再開します。認証切れは容量回復では直らないため、再ログインが必要です。

Autorunは実行のたびにAutoを解決し直します。Fleetは並列ノードで利用可能なアカウントを分散し、同じ一件へ集中しすぎないようにします。ただし、実際に同時実行できる量は各サービスの契約、利用上限、マシンの資源に従います。

固定アカウントを選ぶ

監査、顧客、請求、データ分離などの理由で実行先を固定する場合は、タスク作成時にプロファイル名を選びます。CLIでは--accountを指定します。

cockpit task create --instruction "変更をレビューして" --directory /path/to/repo --agent-type codex --account work
cockpit autorun create --name "Daily review" --instruction "変更をレビューして" --directory /path/to/repo --agent-type codex --account work --type cron --expression "0 9 * * *"

固定アカウントは利用上限に達しても別アカウントへ自動切り替えしません。Autorunが保存した固定プロファイルを利用できなくなった場合、Cockpitは別のアカウントへ無言で置き換えず、Autorunを無効にして「要確認」を表示します。

実行中のタスクを切り替える

cockpit task account <task-id>
cockpit task account <task-id> work
cockpit task account <task-id> default

Claude、Codex、Grok Build、Antigravity、Cursor、Qoderでは、実行中タスクのアカウントを切り替えられます。Cockpitは現在のセッションを停止し、保存済み会話を対象プロファイルへ移して同じタスクを再開します。回答の生成中やタスク開始直後は切り替えられない場合があるため、タスクが入力を受け取れる状態になってから実行します。

利用上限で停止したタスクは、切り替え後に追加指示を送って続行します。Autoが切り替えを処理している途中は、Fleetノードも実行中のまま待ち、復旧できなかった場合だけinterruptedになります。切り替えは過去のプロバイダー側会話や請求を統合する操作ではありません。

Antigravityからサインアウトする

cockpit accounts logoutはAntigravityだけに対応します。--confirmを付けない実行は、Keychainまたはkeyringの項目とtoken fileを含む対象、共有状態、影響範囲を表示するpreviewで、何も変更しません。内容を確認してから同じコマンドへ--confirmを付けます。

cockpit accounts logout work --agent-type antigravity
cockpit accounts logout work --agent-type antigravity --confirm

名前付きプロファイルのlogoutは、そのプロファイルの保存場所だけを対象にし、ホストログインを変更しません。defaultアカウントのlogoutはホストのAntigravity認証を消すため、その共有ログインを利用しているほかのプロファイルや、通常のterminalから起動したAgyもサインアウトします。Windows、Linux、またはmacOSでプロファイルKeychainを利用できない状態では、profileのpreviewが実際の共有認証をsharedCredentialとして示し、defaultアカウント側のlogout手順を案内します。Cockpitが自動でlogoutすることはありません。

Antigravityの利用状況には、認証情報の取得元、認証home、クォータの取得元、クォータの範囲が表示されます。quotaScope: host_loginはプロファイル固有のクォータではありません。上限表示が想定したアカウントと違う場合は、この情報を確認してからlogoutまたは再ログインします。

プロファイルを削除する

cockpit accounts remove work --agent-type codex --confirm

デフォルトアカウントは削除できません。名前付きプロファイルの削除には確認が必要で、タスクまたはAutorunが使用中の場合は拒否されます。先に対象タスクやAutorunをAuto、default、別のプロファイルへ変更してください。削除するとそのプロファイル固有の認証と保存データを再利用できなくなるため、対象のプロバイダーと名前を確認します。

エージェントごとの対応差はエージェントとモデル、タスク停止後の操作はタスク詳細、正確なCLI契約はcockpit accounts Reference、認証データの境界はセキュリティとデータを参照してください。