「ガチでAI使ってる人たちで、リアルなチャットログを見せ合う会とかやってみたい」

このX投稿をきっかけに年明けの1月5日、AGIラボオフィスにコミュニティメンバー5人が集まりました!!

この記事では、当日共有された5人の事例を紹介します。
印刷現場の検査アプリ、マンション管理のシミュレーター、SNS投稿の自動化など、領域はさまざま。

共通していたのは「自分の困りごとを、自分で解決する」という姿勢でした。

AInoさん:印刷物の検査アプリ

使用ツール:Claude Webアプリ(Opus 4.5)

最初に発表したのはAInoさん。印刷の現場で使う検査アプリを、Claude Opus 4.5で作った話です。

印刷物が流れてくるラインで、基準画像と比較し、色のズレを検出する。
閾値を超えるとアラームが鳴る仕組み。プロンプト1回で、UIがほぼ完成したとのこと。

最初にAInoさんが使われたというプロンプト:

印刷物の色の比較アプリを作成してください。
Python3.11
判定枠AとB Aは基準 Bに比較対象
Aは画面に固定、Bはカメラにアクセスして動画を取得
判定枠の中に、100個のポイントを並べてワンクリックで色を取得する。
Bの同じポイントにも同位置に100個のポイントを設置。
検査実行時にそれぞれの色を比較して設定値以上の誤差があったらアラームを鳴らす。
設定値はスライダーなどで簡単に変えられるようにする。
定期判定は判定ボタンを押すか、設定したエリアがすべて黒でつぶれた瞬間を判定開始とする。
定期判定の判断は60回/秒行う。
UIはあまりシンプルでOKです。
Cドライブにkensaディレクトリを作ってアプリを配置します、起動用のbatファイルも一緒に作ってください。

驚きだったのは、このアプリが「一千万円クラスの検査設備」の代替になっている点。高精度な専用機器は精度が高すぎて、かえってエラーが出続けてしまう。現場としては自作のほうが使い勝手がいい、とAInoさん。

動作環境も興味深い。
第4世代のCore i5とLinuxで動く。廃棄されるPCの再活用。

周囲からはツールを売ってほしいと言われるそうですが、
サポートができないため販売はしていないそう。

プロダクトとして完成させるのと、自分用に作るのは別の話ですよね。


横山さん(@meteor_ai):マンション修繕シミュレーター

使用ツール:Manus

続いて横山さん。この日はなんと北九州市からご参加いただきました!
マンションの管理組合アドバイザーとして、長期修繕計画のシミュレーターを作った事例です。

使っていたのはManus。コミュニティ内でも評価が高いツールです。
形にする力がピカイチ。ただ、クレジット制なのがネック。「もっと安くなってくれ」という声はよく聞きます。

背景にあったのは管理会社の長期修繕計画が紙のPDFしかなく不便だったこと。「Excelで出せないか」と聞いても「システム的に対応できない」。
計画の修正には1ヶ月かかると言われたそう。

そこでManusでPDFをOCR、シミュレーターを開発。
完成まで半日、消費クレジットは7,000〜8,000円程度。

管理会社の提案は「毎月1.5万円→6万円に値上げ」。しかし自分で計算してみると、修繕スパンの調整と一時的な借入で、もっと現実的な計画が立てられることがわかった。

管理会社が1ヶ月かけて出すものを、半日で自分で作ってしまう。
このシミュレーターを見せながら管理会社と話す予定だそうです。


そらさん(@sora19ai):X投稿の生成スキル

使用ツール:Skills(Claude)

そらさんは、自分のXアカウントの投稿パターンを学習させたClaudeスキルを作成。

Skillsは本当に良い機能です。

Opus 4.5と組み合わせると、自分専用のアシスタントが作れる。

過去1年分のCSVから、100いいね以上の投稿だけを抽出。
約100件のデータを分析させると、冒頭パターンが見えてきます。「速報」「〜がヤバすぎる」「来たーーー!」といった書き出し。

今回の発表で一番勉強になったのは、このアプローチ。

「いきなり全部使わせるんじゃなくて、だんだん徐々に情報を与えてアップデートしていく」

最初は10%の精度でいいから、まず動くものを作る。
その後、データを追加して徐々に精度を上げていく。ちょっとずつ作っていく。この考え方、応用が利きそうです。


ゆらめきさん(@yurameki10size):クリニック向けMEOツール

使用ツール:Manus

ゆらめきさんは、新規事業の立ち上げにManusを活用した事例。

最初に設定したのは「シニアクラスのマーケットリサーチ兼プロダクト戦略のアナリスト」というロール。
そこからターゲット候補を洗い出し、バーニング・ペインを探っていきました。

当初は口コミ管理ツール全般を狙っていたものの、市場が飽和していることがわかり、美容・審美系のクリニックに絞り込む方向へ。
この判断も、Manusとのやりとりの中で出てきたものだそうです。

Manusの強みは「調べるだけで終わらない」点。
リサーチから実装まで一本の会話で完結する。これは確かに強い。

「最初はまるっと彼らが作りたいように作らせてあげたほうが、なんかいいことがある」

手綱を握りすぎず、まず自由にやらせてから軌道修正していく。このスタンス、参考になります。


Ajisukeさん:LINEで動く「にゃんこおみくじ」

使用ツール:Google AI Studio + Replit

最後はAjisukeさん。LINEで動く新年用アプリ「にゃんこおみくじ」を作った事例。

実際のアプリ:

Google AI Studioでプロトタイプを作成。ただ、オリジナル画像を使いたいという要件で壁にぶつかりました。

解決策は、画像をBase64形式に変換してコードに直接埋め込むというもの。

「変えられたくないやつは一回外に出して、それで隠れて貼ってみたいな感じで」

Google AI Studioはプロンプトを変更するとコードが上書きされる癖がある。確定させたい部分はReplitに移して保持する。この泥臭さがリアルでした。


まとめ

5人に共通していたのは、「自分の困りごとを、自分で解決する」という姿勢。

数千万円の検査設備、管理会社が1ヶ月かける作業、月額15万円のツール。これまで外部に頼るしかなかったものを、自分で作る。

「使う人が作るっていうのが一番いいですよね」

AInoさんのこの言葉が、今回のイベントを象徴していました。
ご参加いただいた皆さんありがとうございました!!


コミュニティについて

今回のチャット共有会は試験的な開催でしたが、記事やポストでは絶対に生まれない、双方向のやりとりがありました。

後日、参加者の方から「もっとガチでやりたい」という声もいただいたので、次回も開催します!

AGIラボでは現在、Discordコミュニティを作っています。
まだまだ改善中ですが、実践者同士がもっと深くつながれる場所を目指しています。

イベント情報もこちらで先行してお知らせしていく予定です。
興味のある方はぜひ以下の記事からチェックしてみてください!

AGIラボ コミュニティについて

イベント情報

  • 開催日:2026年1月5日

  • 会場:AGIラボオフィス(渋谷区広尾)

  • 主催:AGIラボ