Notion、Asana、Trello…タスク管理アプリに何度も挫折してきました。

設計が面倒、入力が続かない、気づけば放置。
同じ経験がある方も多いのではないでしょうか。

そんな方に向けて、この記事ではmdファイル1つとClaude Codeでタスク管理を回す方法を紹介します。著者自身が2週間ほど実際に運用し、タスク消化率が約2倍になった方法です。

要点:

  • mdファイル+Claude Codeという組み合わせ。 NotionやAsanaのようなアプリではなく、プレーンなMarkdownファイルをClaude Codeで運用する方法を試しています。タグやプロパティの設計が不要で、続けやすいという印象。

  • 「今日何すればいい?」という使い方。 タスクが山積みで動けないとき、Claude Codeに優先順位の整理を依頼。時間確認→優先度判断→具体的な次のアクションという流れで、手が動き始めるきっかけになりました。

  • スキル化で再利用可能に。 /unblock(詰まり解消)、/weekly(週次レビュー)など、よく使うワークフローをスキルとして保存。2〜3週間の運用で、タスク消化率は従来比で約2倍に。

Notionに挫折してmdファイルに移行した経緯

タスク管理アプリには、何度も挫折してきました。Notionは複数回試しています。Asana、Trelloも使ったことがあります。しかし、どれも長くは続きませんでした。

挫折のパターンはいつも似ています。最初はタグやプロパティを設計して、ビューを作り込む。でも2週間ほどで入力が面倒になり、放置が始まる。使っていない期間は「使わなきゃ」という罪悪感だけが残る…
波があって、また再開しては同じことを繰り返していました。

何が難しかったのか。振り返ると、プロパティの種類と選択肢、ビューの設定、他のデータベースとの連携など、設計段階での判断が多すぎたのかもしれません。正解がわからないまま手が止まる状態が続いていました。

いつの間にか放置され、オートメーションによるタスクだけが増え続けていたNotionデータベース…


昨年末、すべてのタスク管理アプリを捨て代わりに作ったのが weekly.md というファイル1つです。そしてこのMarkdownファイルを、Obsidianで開くだけです。

Obsidianはmdのビューアーとして優秀で、余計な機能がない分、ファイルを開く心理的ハードルが低いと感じています。

実際に使っているweekly.mdの一部はこんな感じです:

# 2025-W03

## 今週のフォーカス
- xxx
- チームへの連絡を溜めない

## 月曜日 [!success]
- [x] 返信対応 ★最優先
- [x] NOTE紐付け依頼(Discord投稿)
- [ ] xxxさんにローンチ詳細確認

## 火曜日
- [ ] Claude Code記事
- [ ] xxx

Obsidianで開くとこんな感じの画面になります:

タグもプロパティもありません。チェックボックスを付けるか付けないか。それだけです。


Claude Codeは、もともとコーディング用途で使い始めましたが、ふと思いついて、TODO管理をしている weekly.md を読ませてみました。「今週何が残ってる?」と聞くと、未完了タスクを整理して返してくれる。当たり前の機能ですが、自分で見返すより楽でした。

決定的だったのは、戦略ドキュメントとの照合です。
私は年初に策定したAGIラボの年次計画を別ファイルで管理しています。

月次のリリース計画を別ファイルで管理していて、今週のTODOが計画と合っているか、GPT-Proにも評価してもらおうと思いました。Claude Codeに両方のファイルを読ませて、このように指示を送りました:

今週のTODOをGPT-Proにもコンテキストを与えて評価してもらいたいです。01_Projects/AGI-lab-media/strategy 内でGPT-Proさんに与えるべきファイルを整理して、デスクトップにZIPでまとめてくれますか?

Claude:

完了。GPT-Pro用パッケージ作成完了

上記でClaudeがまとめてくれたZIPファイルをそのままGPT-Proに提供します。以下のような感じの入力です:

そしてGPT-Proの出力を再度Claudeに提供します。
--- (GPT-ProからのフィードバックをClaudeに添付) ---
 

Claude:

GPT-Proの評価、非常に鋭い。

特に重要な3点:
1. 日付エラー: 1/22は木曜日(水曜なら1/21)
2. 月末加入問題: 体験期間が短く即キャンセルリスク
3. 素材の前倒し: 当日作成だと弱くなる

これをベースにweekly.mdを更新します。

自分では気づいていなかった日付の間違いや、計画の矛盾を指摘してくれました。weekly.mdを見ているだけでは「本来やるべきこと」との差分がわからない。でもClaude Codeは、複数のファイルを横断して矛盾や抜け漏れを指摘できる。

これがmdファイル管理の最強の強みだと思いました。mdファイルだからコーディングエージェントが簡単に読み込める、すぐに他のプラットフォームに展開可能な形にもできる。複雑なボタン操作も不要で、ただ伝えるだけ。

なぜターミナル(Claude Code)なのか

ここで「なぜCoworkやChatGPTじゃなくてターミナルなの?」という疑問が浮かぶかもしれません。Claude DesktopにはCoworkという新機能もあります。GUIで使えて、非エンジニアにも扱いやすい。

でも私はあえてターミナル版のClaude Codeを選んでいます。

理由は3つあります。

① 常時表示できる

Coworkはウィンドウを複数開けません。タブを毎回切り替える必要があります。でもターミナルなら、画面の隙間に小さく貼り付けておける。TODOが常に視界に入っている状態を作れます。

② UIがシンプル

1画面、ボタン不要、入力だけ。考えることなくテキストを打てます。Notionは開くたびに「どのビューで見るか」「どのプロパティを更新するか」を考える必要がありましたが、ターミナルにはそれがありません。

③ 階層がない

Notionは複数の階層になっていて、目的のページにたどり着くのが大変でした。mdファイルも同様の問題がありえますが、ターミナルなら「このファイルを見て」と言えば一発です。


実際の使い方の例:タスク整理

タスクが山積みの朝。前日から引きずっているものもあって、返信できていない人がたくさんいる。焦りはあるのに、手が動かない…

その日のやりとりを、そのまま載せます:

私:

時間を確認して進めてくれますか?まずいです。怠惰な時間がずっと続いてしまっているというふうに感じています。

昨日の夜もリサーチエージェントにリサーチをしてもらっていたんですが、その間に寝落ちしてしまいました。本当に焦っていて、いろいろ返信できていない人もたくさんいるし、記事も今日書かなきゃいけない。

いろいろできていないのがあって、パンクしそうになっています。

Claude:

状況を伝えると、Claudeはすぐに整理してくれました:

そして即座にTODOも更新してくれます:

これで手が動き始めました。
そして実際に15分で返信が終わりました:

私:

15分で返信はできて、今 09:29 なわけですが、記事執筆のためにネットサーフィン的なことで少し時間が消費される感じになってました。

Claude:

上記のような話は正直、上司やチームには言いずらいです。「できない」と言うと評価が下がる気がする。弱さを見せたくない。説明するのも面倒…
でも、AIには言えます。

「詰まり解消」をスキル化してみた

Claude Codeには「スキル」という機能があります。簡単にいうと、よく使うプロンプトをテンプレート化できる仕組みです。

現在は以下のスキルを作成して運用しています。

  • /unblock — 詰まったときに次の一手を出す

  • /weekly — 週次レビューと次週計画

上記のスキルをインストールしていれば /unblock と打つだけで、詰まり解消のフローを呼び出せます。

このスキルは、ある神経科学者の方が紹介していたフレームワークに基づいています。タスクに詰まっている、または先延ばしにしてしまっているときに使うもので、流れはこうです:

  1. 今の気分を1語で聞かれる(Affective Labeling)

  2. Head/Heart/Hand(何が詰まってる?)を診断

  3. If-Thenプランを一緒に作って再開

実際のやりとりはこんな感じです(⚫︎がClaude、> がユーザー):


残っている課題と、変わったこと

このシステムでも解決できない問題は残っています。

  • チーム同期。自分の状況を説明するのが面倒で、相手が何をしているかもわからない。

逆にNotionの方が便利な場面もありそうです。

  • 意志の弱さ。 やる気がないときは、どんなツールも無力です。

ただ、以前と違うのは「何が詰まっているか」を言語化できるようになったこと。Claude Codeは答えを出すだけじゃなく、「何が不安?」「何で手が止まってる?」と問いを投げてきます。その問いに答えるうちに、自分でも気づいていなかった詰まりが見えてくることがあります。

2〜3週間の運用で変化がありました。タスク消化率は従来比で約2倍。weekly.mdは毎日使うようになりました。「何をするか」で悩む時間は明らかに減っています。

完璧ではありませんが、Notion時代と比べると「比較的うまくいっている」という感覚があります。


もしNotionに挫折したことがあるなら

私のようにタスク管理が苦手な方には、以下を試してみてほしいと思っています。

  1. すべてのToDo管理アプリを捨てる

  2. mdファイルをテキストエディタで開く

  3. その隣にClaude Codeを開く

  4. 「これを一緒にサポートして」と伝える

タグの設計も、プロパティの選択も、ビューの設定もいりません。ただのテキストファイルと、それを読めるAI。この組み合わせが、少なくとも私には合っていました。

リブランディングを記念して、1月中は初月無料でお届けしています。
新しいAGIラボを、ぜひこの機会に。