今週のAI業界では、Metaが年次カンファレンスで高解像度ディスプレイを搭載したAIスマートグラス「Meta Ray-Ban Display」を発表し、スマートフォン後の新たなデバイス市場に向けた具体的な一歩を踏み出しました。

また、OpenAIはAIコーディング支援ツールを大幅にアップグレードし、新モデルGPT-5-Codexを搭載した「Codex」をリリース。自律的なタスク実行能力が向上し、ソフトウェア開発のあり方を大きく変える可能性を示しています。

この記事を読めば、今週押さえておくべき重要ニュースの要点を素早くおさらいできます。今週見逃せないAIニュースとそのポイントを、まとめてお届けしていきます。

Meta:ディスプレイ搭載のAIグラス「Meta Ray-Ban Display」発表、未来のデバイス像を提示 👓

Metaは年次カンファレンス「Meta Connect 2025」で、同社初となる高解像度ディスプレイを搭載したAIスマートグラス「Meta Ray-Ban Display」を、今年の最重要製品として発表しました。価格は799ドル(約12万円)で、手首の微細なジェスチャーで直感的な操作を可能にするリストバンド型デバイス「Meta Neural Band」が付属します。このディスプレイは屋外でもメッセージ確認や短い動画視聴が可能で、未来のコンピューティング体験を具体的に示す製品となっています。

あわせて、ディスプレイ非搭載の「Ray-Ban Meta (Gen 2)」やスポーツ向けの「Oakley Meta Vanguard」も発表され、スマートグラスのラインナップが拡充されました。

ハードウェアと並行し、AI戦略の基盤強化も進んでいます。Bloombergが報じたところによると、AIモデルの開発と運用に必要な計算能力を確保するため、Oracleと複数年にわたる約200億ドル規模(約3兆円)のクラウドコンピューティング契約を交渉している模様。

さらに、学習データの質を高める目的で、Axel SpringerやFox、News Corpといった大手メディア企業と、ニュース記事やアーカイブコンテンツの使用に関するライセンス契約の交渉も進めていると報じられています。

一方、AIを取り巻く環境は厳しさを増しており、米連邦取引委員会(FTC)がAIチャットボットの子供への影響について調査を開始するなど、規制当局からの監視も強まっています。