2025年11月、Googleは次世代の画像生成AI「Nano Banana Pro」を発表しました。

このAIは、従来のモデルを大幅に上回る精度で日本語のテキストを理解し、デザイン性の高いビジュアルを生成できることから、大きな注目を集めています。

特に、Google スライドに統合されたことで、プレゼンテーション作成の常識が変わりつつあります。

本記事では、Nano Banana Proをスライドで活用する方法について、詳しく解説します。

Nano Banana Proとは?

Nano Banana Proは、Google DeepMindが開発した最新の画像生成・編集AIモデルです。

正式名称は「Gemini 3 Pro Image」とされています。このモデルの最大の特徴は、日本語のテキスト(プロンプト)に対する高い理解力と、生成される画像内での正確なテキストレンダリング能力です。

Nano Banana Proについては、こちらの記事でも詳しく解説しています。

https://agi-labo.com/articles/nec455e165bb6

これにより、従来は困難だった「吹き出し付きのイラスト」や「説明文入りの図解」などを、自然な日本語で違和感なく作成できるようになりました。

Google スライドやNotebookLMといったビジネスツールにも組み込まれており、専門的なデザインスキルがなくても、高品質なビジュアルコンテンツを迅速に作成できます。


Nano Banana Proでのスライド作成方法

Nano Banana Proを活用したスライド作成には、主に2つのアプローチがあります。

・Google スライドで作成: 使い慣れたGoogle スライドのインターフェース上で、デザインの生成や編集、画像の作成をシームレスに行います。

・NotebookLMで作成: NotebookLMのソースから、AIが自動でスライド構成を提案し、ビジュアルを生成します。

今回は、2つの作成方法をそれぞれ解説します。


Google スライドでのNano Banana Proの使い方

それでは、具体的な使い方を5つのシーンに分けて見ていきましょう。

① 新規スライドを作成

Google スライドを開き、挿入のパネルから「画像生成サポート」機能(Nano Banana Pro)を呼び出します。

「スライド」「画像」「インフォグラフィック」の3つのタブがあり、目的に応じて使い分けます。

スライドタブを選択して作成したいスライドをプロンプトで入力します。

作成したスライドは、「新しいスライドとして挿入」できます。


②-1 既存のスライドのデザインを編集

Nano Banana Proは、ゼロからスライドを作成するだけでなく、既存のスライドのデザインを刷新することも可能です。

このスライドの見栄えを良くする」をクリックすると、Geminiが現在のスライドを読み取って、デザインを改善してくれます。

この機能は具体的な指示ができないので、ガチャ要素がありますが、1クリックでデザインのブラッシュアップができるのは便利です。

変更内容を明確にして精度を上げたい場合は、次に説明する方法で編集するのがおすすめです。


②-2 既存のスライドのロゴ・スタイルを保ったまま編集

応用することで既存のスライドで挿入しているロゴや下線などのスタイルを保ったままスライドを作成することができます。

ロゴなど基本のスライドテーマだけを入れたスライドページを追加した状態で、以下のようなプロンプトで指示をします。

ロゴを入れて、ページ下部の下線保った状態で 以下の内容の図解スライドを作成してください。
メディア展開 動画コンテンツを多様なユーザー層にリーチさせ、記事コンテンツで理解を促進 YouTube / Spotify メインコンテンツ配信 note / X 動画内容のテキスト化 NewsPicks ビジネス層へのリーチ

作成したスライドには、右上のロゴや下線もちゃんと反映されています。

ビジネス向けのスライドなどトンマナを統一したい時に使えるテクニックです。


③ テキストのみの内容をスライドデザインにする(プロンプトでスライドを編集する)

箇条書きやメモ書きのようなテキストだけでも、Nano Banana Proは見栄えの良いスライドに変換してくれます。

伝えたい内容だけページ内に入れた状態で、スライドタブでどういうスライドにしたいかのプロンプトを入力します。

編集したいページを開いている状態で、画像生成の機能を使うことでページの内容をGeminiが読み取ってくれます。

テキストだけだったスライドが、イメージ画像付きのスライド画像に変換されました。


④ インフォグラフィックを作成

複雑な情報やデータを視覚的に伝えたい場合、インフォグラフィックが有効です。

Nano Banana Proには専用の「インフォグラフィック」タブが用意されています。

このような抽象的な概念も的確にビジュアル化できるのが強みです。