先週のAI業界では、OpenAIが開催する年次の開発者会議「DevDay」が注目を集めました。その中でも、ChatGPT内で外部アプリを使える「Apps SDK」やAIエージェント開発基盤「AgentKit」の公開など、ChatGPTをプラットフォームへと進化させる機能として期待が高まっています。Googleも業務向けAI基盤「Gemini Enterprise」を始動し、UI操作やコード修正を自動化するエージェント群を投入しました。
この記事を読めば、押さえておくべき重要ニュースの要点を素早くおさらいできます。見逃せないAIニュースとそのポイントを、まとめてお届けしていきます。
Google、業務AI基盤「Gemini Enterprise」を正式発表 AIエージェント機能も大幅強化 🤖
法人向けAI基盤「Gemini Enterprise」を始動、業務フロー自動化を推進

Googleは10月10日、ビジネス向けの統合AI基盤「Gemini Enterprise」を発表しました。社内のデータソースと連携し、チャットインターフェースを通じて情報検索や要約、コンテンツ生成を行えるほか、あらかじめ用意された、あるいはカスタム開発したAIエージェントによる業務自動化機能を提供します。
本プラットフォームは40以上の言語に対応。Googleは、上位10のAI研究所のうち9つがGoogle Cloud Platformを採用し、Cloud顧客の65%が何らかのAI製品を利用しているというデータを公表し、エンタープライズ市場での強固な顧客基盤を強調しています。
Google Cloud公式ブログ: Gemini Enterprise を発表
自律的なUI操作が可能な「Gemini 2.5 Computer Use」をAPIで提供

Google DeepMindは、WebサイトやアプリケーションのUI操作を自律的に実行するAIモデル「Gemini 2.5 Computer Use」を、API経由の公開プレビューとして提供開始しました。クリック、テキスト入力、スクロールといった操作を、画面を直接見て実行できます。
Webエージェントの能力を測るベンチマーク「Online-Mind2Web」で69.0%の成功率を達成しており、RPAやテスト自動化などへの応用が期待されます。
DeepMind公式ブログ: Introducing the Gemini 2.5 Computer Use model
コードの脆弱性を自動修復するAIエージェント「CodeMender」を発表

新たに、コードの脆弱性を自律的に発見し、修正パッチを生成するAIエージェント「CodeMender」の研究成果が発表されました。
このエージェントは、Geminiを基盤とし静的・動的解析などのツールを駆使して脆弱性の根本原因を特定。
過去6ヶ月で、72件のセキュリティ修正をオープンソースプロジェクトに提供した実績があると報告されています。
Google AI公式ブログ: Introducing CodeMender: an AI agent for code security
GoogleのノーコードAIアプリビルダー「Opal」を日本を含む15カ国に展開
自然言語を使ってAIミニアプリを構築できるノーコードツール「Opal」の提供を日本を含む新たに15カ国で開始すると発表しました。

専門知識なしでAIを活用したツールを作成できるのが特徴です。今回の拡大に合わせ、ワークフローを視覚的に確認できる高度なデバッグ機能や、アプリの応答速度を向上させる並列処理機能などが追加されます。

Google Labs公式ブログ: Expanding access to Opal, our no-code AI mini-app builder
ベルギーのAIインフラに50億ユーロの追加投資を計画
今後2年間で、ベルギーのクラウドおよびAIインフラに対し50億ユーロの追加投資を行う計画を発表。
サン=ギスランにあるデータセンター拠点を拡張し、新たに300人の正社員を雇用するとしています。欧州域内でのAI関連需要の高まりに対応する動きです。
公式ブログ: Google is powering Belgium’s digital future with a two-year €5 billion investment in AI infrastructure
✅ポイント
① 業務向け統合AI基盤「Gemini Enterprise」を発表、社内データ連携やエージェントによる業務自動化を推進。
② UI操作、コード修正、ノーコードアプリ構築を自律実行・支援するAIエージェント/ツール群(Computer Use, CodeMender, Opal)を公開・提供拡大。
③ 検索AIモードの提供を世界200超の国・地域に拡大し、ベルギーのAIインフラへ50億ユーロの大型投資を計画するなど、グローバル展開を加速。
Apple、AI巡る法的課題が顕在化 一方でVision Proコンテンツは強化 ⚖️
Apple Vision Pro、初のライブスポーツ配信へ

Appleは、Spectrum SportsNetとの提携により、2025-26シーズンのNBAロサンゼルス・レイカーズの試合をApple Immersive Videoで配信すると発表しました。
Apple Vision Pro向けに、主要なスポーツイベントがライブのイマーシブ映像で提供されるのはこれが初となります。
ライブ配信は米国内の対象地域で、リプレイやハイライトは日本を含む8市場で提供される予定です。
Apple公式発表: Spectrum brings NBA games in Apple Immersive to Apple Vision Pro
開発者エコシステムの整備と規制対応
Appleは開発者向けに、オンデバイスAI機能の実装を支援するFoundation Modelsフレームワークの解説動画を公開。
https://developer.apple.com/videos/play/meet-with-apple/205/
また、EUのデータ法(Regulation (EU) 2023/2854)への準拠を目的として、Apple Developer Program License Agreementを改定。
開発者は事業を継続するために、新たな規約への同意が求められます。
Apple Developer News: Updated Apple Developer Program License Agreement now available
Apple Developer News: Hello Developer: October 2025







