2025年10月のOpenAI DevDayにて、動画生成AI「Sora 2 API」が公開されました。
Sora 2 APIの大きな特徴は、映像と同期した音声(台詞、効果音、環境音)を同時に生成できる点です。
本記事では、Sora 2 APIの概要、利用方法から実際の現場での活用事例について解説していきます!

Sora 2 APIとは?(アプリとの違いも)
Sora 2 APIは、プログラムを通じて動画を生成するためのインターフェースです。
価格体系
Sora 2 APIの価格は、生成する動画のモデルと解像度に応じた秒単位の従量課金制です。
sora-2
解像度: 1280x720 (Landscape) / 720x1280 (Portrait)
価格: $0.10 / 秒
sora-2-pro
解像度: 1280x720 (Landscape) / 720x1280 (Portrait)
価格: $0.30 / 秒
sora-2-pro
解像度: 1792x1024 (Landscape) / 1024x1792 (Portrait)
価格: $0.50 / 秒
Tierとレート制限
Sora 2 APIの利用には、OpenAI APIのTier 1以上のアカウントが必要です。Tierによって、1分間あたりのリクエスト数の上限が定められています:

Free Tierのユーザーは、支払い情報を登録し、API利用料金が5ドルに達するとTier 1に昇格し、Sora 2 APIが利用可能になります。
SoraアプリとAPIとの違い
OpenAIは、Sora 2を利用するための2つの方法を提供しており、それぞれに特徴的な機能があります。
Soraアプリ(iOS): 主に個人利用やSNSでの共有を目的としたアプリケーションです。最大の特徴は、ユーザー自身や友人を動画に登場させられるCameo機能です。これは、アプリ内で一度だけ短い動画と音声を記録することで、本人確認と特徴のキャプチャを行い、生成される動画に自身の姿を忠実に反映させられる機能です。このCameo機能はAPIでは提供されていません。
Sora 2 API: 開発者がプログラムを通じてSoraの機能をシステムに組み込むためのインターフェースです。APIではCameo機能は利用できませんが、input_referenceパラメータを使って任意の画像(人物に限らず、ロゴや製品など)を動画生成の起点にすることは可能です。また、remix_video_idパラメータを用いることで、特定の動画に対する変更をプログラムから反復的に実行でき、制作ワークフローの自動化や効率化に繋がります。
Sora 2 APIの構成要素
Sora 2 APIは、「モデル」「エンドポイント」「主要パラメータ」の3要素で構成されています。
APIでは、用途に応じて2つのモデルを選択できます。
sora-2: 速度を重視したモデル。アイデアの試作やラフカットなど、迅速なフィードバックが必要な場合に適しています。
sora-2-pro: 品質を重視したモデル。レンダリングに時間はかかりますが、より高精細な映像を生成します。最終的な成果物など、高い品質が求められる場面で使用します。
エンドポイント:非同期ジョブの管理
動画生成は、完了までに時間を要する非同期処理です。そのため、APIはジョブの投入から結果の取得までを管理するための一連のエンドポイントを提供しています。以下に、主要なエンドポイントとPythonでの使用例を示します。
1. 動画生成ジョブを開始する (`create`)
プロンプトを送信し、動画生成ジョブを開始します。レスポンスとして、ジョブIDと現在のステータスが返されます。
video = openai.videos.create(
model="sora-2",
prompt="A cool cat on a motorcycle in the night",
)
print(video.id)2. ジョブの状態を取得する (`retrieve`)
ジョブIDを使い、現在の状態(`queued`, `in_progress`, `completed`, `failed`など)と進捗率を確認します。
video = openai.videos.retrieve(video_id="video_abc123")
print(video.status)
print(video.progress)3. 完成した動画をダウンロードする (`download_content`)
ジョブが完了したら、動画ファイル(MP4)やサムネイル(WebP)をダウンロードします。
# 動画ファイルのダウンロード
content = openai.videos.download_content(video.id, variant="video")
content.write_to_file("output.mp4")
# サムネイルのダウンロード
thumbnail = openai.videos.download_content(video.id, variant="thumbnail")
thumbnail.write_to_file("output.webp")4. 動画の一覧を取得する (`list`)
これまでに生成した動画の一覧を、ページネーション付きで取得できます。
all_videos = openai.videos.list(limit=20)5. 動画を削除する (`delete`)
不要になった動画をサーバーから削除します。
openai.videos.delete(video_id="video_abc123")主要パラメータ:動画仕様の定義
`create`時に、プロンプトと合わせて送信することで動画の仕様を定義する主要なパラメータです。
`seconds`: 動画の長さを `"4"`, `"8"`, `"12"` のいずれかで指定します。
`size`: 解像度を `"1280x720"` のように指定します。サポートされる解像度はモデルごとに異なります。
`input_reference`: 画像を起点に動画を生成する際に、その画像ファイルを指定します。この時、画像の解像度と`size`パラメータを一致させる必要があります。
公式サンプルアプリでSora 2 APIを体験する
Sora 2 APIの価格体系や特徴がわかったところで実際に動画を生成していきます。
※ APIキーが必要になるので、事前に公式サイトから取得しておきましょう。
OpenAIは、Sora 2 APIの機能を試すための公式サンプルアプリをオープンソースで公開しています。このアプリを使えば、非エンジニアの方でもSora 2 APIの主要な機能を直感的に試すことができます。
早速みていきましょう。








