2026年9月13日、AI木曜会とAGIラボの合同AIハッカソンを開催しました。
テーマは「10年後のあたりまえを、つくろう!」。
審査員を務めたのは、AGIラボ創設者の石川陽太さん、AI木曜会創設者のusutakuさん、元シリコンバレーのスタートアップCTOで、
現在はソロプレナーとしてアプリを開発するTaishiさんの3名です。
両コミュニティから総勢70名以上が参加し、メンバー同士でチームを組んで17作品を提出。そのうち7作品が最終発表に進みました。
当日の様子と作品を振り返ります!

誰に役立ち、どう実現するか
審査では、技術の新しさだけでなく、使う人にとっての価値や実現方法にも目が向けられました。
基準は「価値」「実在性」「新規性」「AIの活かし方」「継続・展開性」の5つ。
誰の困りごとを解決し、どこまで形になり、今後どう育てていくかを評価しました。

1位:AI記入サポート — 紙とデジタルの間で、人を支える

チーム2の「AI記入サポート」は、役所で申請書を書く人と窓口職員の負担を減らそうとする作品です。
提出資料では、カメラで書き漏れや書き方を案内し、手書きの内容を読み取って、本人の確認を経て受付画面へ届ける流れを紹介しています。
2位:PORTA — 気候が変わっても、季節の体験を受け継ぐ

チーム11の「PORTA」は、AIとの対話をきっかけに、部屋の中で季節の体験を再現することを目指した作品です。
発表では香りの再現がまだ構想段階であることにも触れ、最後に、体験を次世代へ届けたいという思いを語られました。
夏祭りのような、あの、雑多とした香りというものをまだ、あの、出力することができる香りデバイスはないので、
ここはまだ、あの、構想段階かなというふうに思っております。
夏祭りだったり、海も花火も、体験として次世代へ届けていきたいという思いがあります。
3位:総務AIのミテハナさん — 「映して、話す」で台帳の仕事を変える

チーム12の「総務AIのミテハナさん」は、総務と経理を兼務する担当者の台帳管理を支えようとする作品です。
提出資料では、カメラに資産を映して話しかけることで入力の手間を減らし、在庫の変更は人が確認してから確定する仕組みを提案しています。
最終発表に進んだ、もう4つのアイデア
次の4チームも最終発表に進み、それぞれの課題からAIの使い方を提案しました。
Kikipedia(ききぺでぃあ)|チーム8

チーム8が考えた「Kikipedia」は、質問に答えながら自分の考えや興味をWikiにまとめる作品です。
発表後の質疑では、制作の役割分担について、こう答えられました。
役割分担で言うと、開発チームとコンセプト考えるチームに分けさせていただいて、プロダクトを作っていきました。
ミテル|チーム9

チーム9の「ミテル」は、一人暮らしの高齢者など、AIを使いこなすことが難しい人の暮らしを支えようとする作品です。
質疑応答では、チーム内での制作の分担と、目指す世界を一緒に考えた過程が語られました。
作ったのは彼で、育てるの考え方を作ったのは彼女で、
そこの設計とか、どういう世界を作っていきたいのかは私たちで3人で考えるみたいな、そんな役割分担でした。
AIおかん|チーム10

チーム10は、勉強や運動、創作を続けたい人を支える「AIおかん」を提案しました。
提出資料では、目標や期限を「おかん」と約束して写真・動画で進捗を報告し、達成したら褒め、未達なら振り返りを促す体験を紹介しています。
TimeTalk|チーム16

チーム16の「TimeTalk」は、AIが再現した過去の自分や友人、推定した未来の自分とやりとりするSNSです。
提出資料には、転職や独立に迷う人が自分の歩みを振り返れるように、過去の人格には当時までの記録だけを渡す設計が示されています。
会場を支えてくれたGMOと、複数のAIを比べられる「GMO天秤AI」
会場はGMOインターネットグループにご提供いただきました。
制作・発表・交流の場を支えてくださったことに感謝します。

GMOグループの「GMO天秤AI」は、複数のAIに同じ質問を送り、回答を並べて比較できるサービスです。
それぞれの視点や提案の違いを、一つの画面で見比べられます。
文章の作成やアイデア出し、調べものなどで、ひとつのAIでは気づかなかった切り口が見つかるかもしれません。
自分の用途に合うAIや回答を探す際に、ぜひ試してみてください!
17作品と、AI審査の記録も公開
ギャラリーでは、入賞作品を含む全17作品を紹介しています。
参加した方には一日の振り返りに、参加できなかった方には気になる作品との出会いに使ってもらえたらうれしいです。

運営でも発表用アプリ、スライド、スプレッドシートの準備にAIを活用しました。
一次審査にはAGI CockpitのFleetを使い、Fableが資料を読み、
Astraが操作できる作品をブラウザで確認して評価理由と点数を残しました。AIが作品のどこを確認し、どう評価したかは、以下の審査ログで読めます。
作品と交わされた言葉が、次の一歩を考えるきっかけになればうれしいです。
最後に
AIを使えば、一人でもさまざまなものが作れる時代です。そんな中、互いにアイデアを出し合い、チームで一つの作品にまとめるのは、簡単ではなかったと思います。
今回のハッカソンが、普段話す機会のない方と出会い、一緒に作る楽しさを感じられる一日になっていたらうれしいです。ここで生まれた作品やつながりが、イベントが終わったあとも続いていくことを楽しみにしています。
会場をご提供くださったGMOインターネットグループ様、審査員の皆様、そして準備や当日の運営を支えてくださった皆様に、心から感謝いたします。
そして何より、アイデアを持ち寄り、制作と発表に挑んでくださった参加者の皆様、本当にありがとうございました!







