今週もAI業界では多くの動きが見られました。ChatGPT研究所が注目した、今週の主要なAIニュースとそのポイントをまとめてお届けします。

それでは、早速見ていきましょう。


記事で紹介した注目ニュースの一部を、研究所メンバーがPodcastでも深掘りしています!
気になる方はこちらからチェックしてみてください👇

https://open.spotify.com/episode/1jD9k6DT0NF8tp8SuugU7F?si=cc8c9dd644604fb4

https://www.youtube.com/watch?v=bCjSNp5DawQ

1. Amazon、ウェブブラウザを制御可能なAIエージェント「Nova Act」を発表

Amazonは、ウェブブラウザを操作して簡単なタスクを自律的に実行できる汎用AIエージェント「Nova Act」を発表しました。また、開発者がNova Actを活用したエージェントのプロトタイプを構築できるSDKも同時に公開しています。Nova Actは近日公開予定のAIアシスタント「Alexa+」の主要機能にも搭載される予定です。

Amazon

ポイント:

  • ウェブブラウザの自律制御: AIがウェブページをナビゲートし、フォームへの入力やカレンダーでの日付選択などが可能に。

  • Alexa+への搭載: Amazonの音声アシスタントの次期バージョンで、より高度な機能を提供予定。

  • 競合を上回る性能: Amazonの内部テストでは、OpenAIやAnthropicの同様のAIエージェントよりも高いスコアを記録。

  • AGI実現へのステップ: 開発チームは、Nova Actをより高度なAIシステム構築に向けた重要な一歩と位置付け。

  • 開発者向けSDK提供: 開発者はSDKを利用して、短時間で簡単なタスクを自動化するアプリケーションを構築可能。

Amazon


2. 中国のManusAI、月額39ドルのサブスクリプションに

中国の新興企業Butterfly Effectが開発したAIエージェント「Manus」が、リリース直後にサブスクリプションサービスを開始しました。月額39ドルの基本プランと、OpenAIのChatGPT Proと同様の月額199ドルの上位プランが用意されています。まだベータテスト段階であるにもかかわらず、ユーザーの代わりに複雑なタスクを実行できるAIエージェントとしての機能に注目が集まっています。

Manus

ポイント:

  • 有償プランと無料プラン: より高度な機能を持つ有償プランに加え、機能制限のある無料プランも提供。

  • 複数のLLM基盤: AnthropicのClaudeを含む既存の大規模言語モデルを基盤として構築。

  • 高評価額での資金調達計画: Butterfly Effectは5億ドル以上の評価額での資金調達を検討中と報じられています。

  • 迅速なマネタイズ: 中国のAI分野におけるユーザー獲得競争とは逆行する動きに。

Manusについてはこちらで詳しく解説しています:

https://agi-labo.com/articles/n21c38962ca99


3. Meta、マルチモーダルAIの新モデル「Llama 4 Scout」「Llama 4 Maverick」を発表

Metaは、ネイティブなマルチモーダルAIの新時代を切り開くとして、最新モデル「Llama 4 Scout」と「Llama 4 Maverick」を発表しました。これらは、それぞれのクラスで最高のマルチモーダル性能を持ち、特にMaverickは優れた推論・コーディング能力を発揮します。さらに強力な「Llama 4 Behemoth」も開発中です。

Meta

主な特徴とポイント:

  • 新世代モデル発表: マルチモーダルに特化した「Llama 4 Scout」と「Llama 4 Maverick」をリリース。

  • Llama 4 Scout: 1000万トークンという業界トップクラスのコンテキスト長を実現し、競合モデルを凌駕。

  • Llama 4 Maverick: クラス最高の画像接地能力を備え、GPT-4oやGemini 2.0 Flashを超えるベンチマーク結果。

  • 最上位モデルも開発中: さらに強力な「Llama 4 Behemoth」がトレーニング中で、GPT-4.5などを超える性能を記録。