いよいよこの季節がやってきました。
OpenAIの開発者向け会議「OpenAI DevDay」が開幕します。AIの未来を形作るであろう注目の基調講演の模様を、リアルタイム更新でお届けしていきます。
ライブストリーミングも始まり、あとは開始を待つばかり。
サム・アルトマンCEOの登場まで、あとわずかです。
噂される「OpenAIの新AIデバイス」のヒントは示されるのか。あるいは直前でリークされたエージェントビルダーや、誰もが驚くような新機能の発表はあるのでしょうか!!

サム・アルトマンCEOが登壇し、基調講演が始まりました!!
Apps Inside ChatGPT
最初の大きな発表は、「Apps SDK」と「MCP」に関するもの。

これによりChatGPTが外部アプリケーション、さらに待望のログインやマネタイズ機能も標準で搭載される予定です。
デモではFigma、Spotify、Courseraといったアプリケーションとの連携。
開発者にとって非常に強力な機能となりそうです。

AgentKit
続いて、AIエージェント開発を簡素化する新ツールキット「AgentKit」が発表されました。ワイヤーノードを使ってエージェントのプロトタイプ作成からデプロイ・本番運用までサポート。

主な機能:
Agen Builder: ロジックを視覚的に設計できるキャンバス。
Chat Kit: カスタマイズ可能な埋め込み型チャットUI。
Evals: エージェントのパフォーマンスを測定・評価するツール群。
Connector Registry: 外部ツールやシステムと安全に連携するための仕組み。すでに多くの企業が連携済み
Agen Builderのライブデモ
わずか8分でAIアシスタントを構築し、実際に公開するまでの一連の流れをリアルタイムに披露。

AgentBuilderを使い、コーディングなしでエージェントのロジックを組み立て。
ドキュメントのアップロードによる知識の付与、カスタムUIの適用、安全機能の追加などをGUI上で完結。
プレビューで動作確認後、ワンクリックでエージェントを本番環境に公開まで7分半で。
Codex
次はCodex。
ChatGPTを活用して高齢者向けに11個のiPhoneアプリを開発した日本の開発者が紹介される!!

Codexはこれまで研究プロジェクトとして提供されていましたが、本日より正式版(GA: General Availability)
2025年8月上旬以降、開発者によるデイリーメッセージが10倍に増加。

OpenAI社内では、Codexを利用するエンジニアのプルリクエスト完了数が70%増加したと報告。

みんな大好き、Romainさんの登場。会場が沸いてます!!

Slack連携: Slack上でCodexを利用可能に。
Codex SDK: チーム独自のワークフローにCodexを組み込み、自動化するためのSDK。
管理者向けツール: 利用状況のモニタリングや分析ダッシュボードなど、企業向けの管理機能。
Codexのリアルタイムデモ。
物理的なデバイス(カメラ、照明)をリアルタイムで制御。
会場がライトアップされ大きな歓声が!!

APIアップデート
APIに関する複数アップデートの発表です。
GPT-5 Pro API
「GPT-5 Pro」がAPI経由で本日より全開発者に提供開始:

小型音声モデルAPI
2ヶ月前に発表された高度な音声モデルと同等の品質と表現力を維持しつつ、より小型で利用しやすくなった新しい音声モデルがAPIで利用可能に

待望のSora 2API !!

カメラワークの指定やアスペクト比の変更、動画のリミックスなど、生成される動画を細かくコントロール可能に。
サウンドも同時生成: 映像と完全に同期したサウンド(環境音、効果音など)を同時に生成。
1枚の写真をアップロードするだけで、それを動かしたり話させたりする動画を生成できるとのこと。
製品の「雰囲気」を伝えるだけで、コンセプトビデオを自動生成:

OpenAI DevDayの基調講演、終了!
サム・アルトマンのプレゼンが本当にうまくて、完全に引き込まれてしまいました。会場の熱気がすごかったです。
早く触ってみたい機能ばかりです。
さて、基調講演は終わりましたが、DevDayはまだまだこれから。
現地でセッションを回ってくるので、その内容もまた後半でまとめていきたいと思います!
Shipping with Codex セッション
午後のセッションは、OpenAIのエンジニアたちが自社製品であるCodexをどのように「ドッグフーディング」して、日々の開発を加速させているかを紹介する「Shipping with Codex」です。
OpenAIの技術スタッフの92%がCodexを毎日利用しているとのこと(昨年は約50%)。
3人のエンジニアが登壇し、具体的な活用事例を紹介しました。
UI実装と「見た目」の自動レビュー
ChatGPTに作らせたデザイン案の画像をもとに、CodexがUIコードを自動で実装。
さらに、実装後にスクリーンショットを撮って、デザイン通りにできているかCodex自身がマルチモーダルに検証するワークフローを披露。

大規模タスクを管理させる「実行計画」
数時間以上かかるような複雑なタスクをCodexに任せる方法を紹介。
CodexにPlanを最初に作らせ、その計画に沿って自律的に作業を進めさせる手法を実際にデモをしながら披露。

PR前のローカルコードレビュー(Daniel氏)
GitHubでPRを出す前に、ローカル環境でコードレビューを完結させるワークフローを実演。
CLIで/reviewと入力するだけでCodexがバグを指摘。開発者は「修正して」と指示するだけで、「レビュー → 修正」のサイクルを問題がなくなるまで繰り返せます。
登壇したOpenAIのスタッフの方が「大抵の場合、Codexの指摘コメントは読まずに、ただ "please fix it" と言うだけです」と話すと、会場から笑いが起きていました笑
ジョニー・アイブ & サム・アルトマン 対談セッション まとめ
基調講演や技術セッションの興奮冷めやらぬ中、DevDayの最後を飾ったのは、元Appleの伝説的デザイナー ジョニー・アイブとサム・アルトマンによる対談。
多くの人が期待した新デバイスに関する具体的な話は出ませんでしたが、対談はAI時代のデザイン哲学や、ものづくりにおける思想といった、より本質的なテーマが中心となりました。
以下に印象的だった発言をまとめました:
創造の原動力 (ジョニー・アイブ):
私たちのモチベーションの源泉は『人類を愛し、その役に立ちたい』という想いです。アイデアは常に、暫定的で、静かで、本質的に壊れやすいものから始まります。
「クラフト」と「ケア」の重要性 (ジョニー・アイブ):
私にとって、クラフト(職人技)とケア(配慮)はほぼ同義です。人々は、作り手が『配慮』したかどうかを(製品から)感じ取ります。それは、誰かが見ていないところでも行われるべき実践です。
AIという機会 (ジョニー・アイブ):
私のキャリアの中で、AIが持つ可能性や能力(アフォーダンス)のようなものに遭遇したことは一度もありません。
テクノロジーとの現在の関係 (ジョニー・アイブ):
私たちは今、自分たちのテクノロジーと快適な関係を築けているとは思いません。AIは、人々が感じている圧倒的な絶望感に正面から取り組むチャンスだと捉えています。
良い解決策とは (ジョニー・アイブ):
(良い解決策は)当たり前で、必然的だと思われるべきです。『なぜこんなに時間がかかったんだ?』と思わせるような。
デザインにおける「楽しさ」 (ジョニー・アイブ):
(デバイスやインターフェースのデザインにおいて)ただ深刻で排他的なものではなく、人々を正直に微笑ませるものでなければ、未来にとって良いことではありません。
AI開発の驚異的なペース (ジョニー・アイブ):
AIの変化の速さは『並外れて』います。次から次へと新しいことが起こるため、何に集中するかを選択し、注意をそらされないようにすることが課題です。
開発者へのアドバイス (ジョニー・アイブ):
過去の経験がどこで役に立ち、どこで障害になるのかを明確にしなければなりません。私たちは皆、この状況の中にいるのです。独断(ドグマ)は場違いでしょう。
テクノロジー革命に望むこと (ジョニー・アイブ):
これらのツールが、私たちを幸せにし、満たし、より平和で、不安や孤独を減らしてくれることです。私たちは、自分たちが置かれている状況を是正するだけでなく、絶対的に変えるチャンスを手にしていると、心の底から信じています。
対談前のジョニー・アイブとOpenAI会長のグレッグ・ブロックマン
https://twitter.com/gdb/status/1975336348241563872







