利用開始と対応環境
AGIラボのアカウントでログインすると、承認待ちなしで無料枠を利用できます。CLIはmacOSとLinuxのamd64/arm64に対応し、Windowsは未対応です。
インストールにはcurl、OpenSSHのssh-keygen、sha256sumまたはshasumが必要です。配布物は固定Ed25519公開鍵、署名、checksumで検証され、検証失敗時は既存CLIを変更しません。
wings login
wings skill install --target all
wings version
初回インストール用の署名検証済みコマンドはConsoleの案内を利用してください。wings loginはブラウザで認証します。セッションはmacOSではログインキーチェーン、Linuxでは~/.agi-tools/data/wings/credentials.json(mode 0600)に保存します。共有端末では利用後にwings logoutを実行してください。
更新確認はwings update --check、更新はwings updateです。特定版へ固定する場合はwings update --base-url https://releases.agi-labo.com/wings/vX.Y.Zを使います。通常のdowngradeは拒否し、緊急rollbackは短期の署名済み許可がある場合だけ受け入れます。
macOS配布物についてDeveloper ID署名・notarization・Gatekeeper通過は保証していません。OSが実行を止めた場合は警告を無条件に回避せず、インストーラーの署名検証結果と公開鍵fingerprintを確認してサポートへ連絡してください。
料金と利用上限
無料ユーザーにはFree、AGIラボの有効なメンバーシップにはPaidの上限を適用します。メンバーシップの現在価格と7日間トライアルはAGIラボ料金ページを確認してください。
| 上限 | Free | Paid |
|---|---|---|
| Handler | 10 | 50 |
| Connection | 100 | 100 |
| Database | 1 / 512 MiB | 5 / 各1.5 GiB |
| Trigger | 合計10 / Handlerごと10 | 合計40 / Handlerごと10 |
| Schedule最短間隔 | 5分 | 1分 |
| Run | 10/分、50/時、500/日 | 10/分、300/時、3,000/日 |
| Run wall time | 30秒 | 120秒 |
| Run実行時間合計 | 30分/日 | 90分/日 |
| DB read / write | 100万 / 2万行/日 | 100万 / 10万行/日 |
主要な固定制限
| 対象 | 上限 |
|---|---|
| Handlerコード | 500 KiB |
| Run結果 / logs / error | それぞれ500 KiB。超過部分は切り詰め |
| Handler Secret | 1値16 KiB、Handler全体のJSON環境16 KiB |
| HandlerのConnection binding | 64件、JSON全体16 KiB |
| API Trigger本文 | 256 KiB |
| API Trigger rate | IPごと30/分、Triggerごと120/分、Userごと300/分。同時実行はTriggerごと5、Userごと20 |
| Handler間invoke | ネスト深さ5、Root Runあたり16回、event / result それぞれ500 KiB。加えてJSON構造上限(入れ子64段、値10,000個、配列1,000要素、オブジェクト256プロパティ、1文字列256 KiB、文字列合計512 KiB) |
| 外部fetch response | 1 MiB |
| Database query結果 | 1,000,000 bytes |
安全性や安定運用のため、個別アカウントへ追加上限を設定する場合があります。
データ保持と削除
| データ | 通常の保持 |
|---|---|
| Run詳細 | Handlerごとに直近100件。対象payload全体50 MiBの緊急上限を優先し、通常は各Handlerに最低5件を確保。未完了のSchedule runはtrim対象外 |
| 直近Runの状態 | 履歴trim後もHandlerに保持。次のRun、Handler削除、アカウント削除で更新または削除 |
| Usage日次集計 | 35日 |
| 完了したSchedule occurrence | 35日 |
| OAuth接続の未確定データ | 30分 |
| Handler、Connection、Database | ユーザーによる削除またはアカウント削除まで |
アカウント削除時は、稼働中のWingsデータを直ちに削除し、遅延メッセージによる再作成を防ぐ不可逆ハッシュだけを15日保持します。基盤のPoint-in-Time Recoveryには削除前データが最大30日残る場合がありますが、通常処理からは参照できません。
アカウント全体の一括export機能はありません。削除前にCLI/APIでHandlerコード、必要なRun結果、Databaseデータを取得してください。
バックアップ、復旧、可用性
DatabaseとDurable Objectは基盤のPoint-in-Time Recovery対象で、運用上の復元可能期間は最大30日です。ただし、ユーザー単位の任意時点復元、削除済みcredentialの復元、無損失復旧を保証するものではありません。外部サービス側のcredentialとHandlerコードは利用者側でも管理してください。
現時点でSLAと専用status pageは提供していません。障害情報はAGI Wingsページで案内し、問い合わせはサポート窓口で受け付けます。
セキュリティと利用上の注意
Connection credentialとHandler Secretは暗号化して保存し、Handlerには宣言済みConnectionだけを公開します。Handlerは利用者の権限で外部APIを呼び出すため、副作用のある処理にはSchedule occurrence IDなどのidempotency keyを利用してください。
CLI専用APIは公開統合APIとして保証しません。破壊的変更にはCLI更新または移行期間を設けます。脆弱性はcredentialを添付せず、lab@tempi.co.jpへ報告してください。